「桃菜……ヤメてよ……」 「えええっ!!優愛ちゃん10位だったん?」 そう驚く潤くん。 「た、たまたまだよ……」 本当にまぐれ。 初めてだし、こんな順位…… 「お前らほんとスゲーな。俺2年になれねえかも……」 と、潤くんが机に突っ伏しながら言った。 すると桃菜も潤くんと同じように突っ伏しながら 「あたしも進級できるか心配だー」 と言った。 蓮と私は目を合わせ、微笑みあった。 久しぶりに蓮の顔をまともに見た気がする。 心臓がドクドクと大きな音で鳴りはじめた。