授業がいつも以上に早く終わり、
お昼休みになった。
「あーもうヤダっ!!」
と、椅子を180度回転させ、
私の前に座りながら言う桃菜。
「桃菜、どうしたの?」
私がお弁当を食べながら言った。
「テストよ、テ・ス・トッ!!」
と、桃菜は身を乗り出し言った。
テストね……
「みんな嫌なんじゃない?」
「バカね、頭のいいヤツは嫌なんて思ってないのよ!
むしろテストをしたいと思ってるかもね!」
と、少し嫌味っぽく言った桃菜に、
「蓮は、テストしたいよな!」
と、私達の隣で蓮と食べていた潤くんが言った。
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