か、隠しているという意識はなかった。


でも、話していなかった。


ちゃんとこれから俺たちに
降りかかることを話さなければならない。


高3になるまでなんて呑気な事言ってられなくなったな。



高3になったら俺はもうこの街に居ないから。



「分かった。話すよ。」



優愛に1から話そう。



ちゃんと………




なんで、俺がここに戻ってきたのか、
これから俺たちに降りかかる事も。



――全部。



「うん。ちゃんと私聞く。」



優愛は、そう言ってくれた。