「そうなんだ。」 「でも、オレはどんなのでも好きだけどな。」 ……っ 突然さらっと告白してきた池田くん。 「あれ。やっぱり、ポーカーフェイスは崩れないなー。」 そう言って池田くんは笑った。 「あ、私、今日は傘持ってない……」 私は池田くんの話をさらっと流して、 話を変えた。 また濡れて帰るか………。 と、心の中で呟いた。 「家どこなの?」 と、私の顔を見て言う池田くん。