思ってるか、バカ…… そんな事思ってるわけないじゃん…… 私はさっき受け取った小さい紙を蓮に投げつけ、 走って教室を飛び出した。 「優愛!!!」 桃菜の声が聞こえたけど、私は立ち止まらなかった。 立ち止まらずに走った。 たどり着いた場所は屋上だった。 先約居る…… 誰だっけ……? えーっと…あ。 学年1に人気の……池田慎くん… 「寝てんのかい…」 「起きてるよ。どうした?木下さん。」