「ちょ……蓮……??」


私は戸惑いを隠せず、蓮から顔を逸らした。


「顔逸らすな」


そう、呟いたと思ったら私の唇は塞がれていた……


「んんっ…!!」


とても甘い、甘いキス………


「はぁ………そんな顔すんじゃねえよ。」


唇が離れたと同時に蓮がそう言って私を抱きしめた。


「え?」

「止まんなくなんだろうよ。」


ドキッ………


蓮…………


「いや、もう終わり。終わらねぇとヤベェ……」


そう言って立ち上がり、
私に「晩飯食いに行くぞ」と声をかけた。


私はまだ唇に甘い感覚を覚えたまま
「う、うん」と答え、立ち上がった。