《入れ替わって3週目の1日目》

今日は、テストが返される日だ。

私は、ドキドキしながら学校に行った。





「青木………伊藤……………尾形……………」

どんどん先生から名前を呼ばれてテストを返されていく。

「……………木村」

私は、緊張しながら先生の前に立つ。

「木村、よく頑張ったな。苦手な教科がすごくよくなってるぞ」


私にとって勇真が苦手だった教科は、どうでもいい。

勇真が苦手な教科は、私の得意な教科だから点数がいいに決まってる。