ちょこんと龍牙の右肩に頭を乗せる。 「……なに」 「甘えてみたかっただけー」 龍牙とこんな風に一緒にいられるなんて、少し前までは夢でしかなかった。 私、幸せものだなー……。 「頭重いんだけど」 「ひどっ!」 こういう冷たいことをサラッと言っちゃう龍牙だから、変に気負いすることもないし、私も自然体でいられる。 しばらくそうしていると、龍牙の携帯が鳴った。 「……わり」 「ううん、出ていいよ」 龍牙は通話ボタンを押して電話に出た。