「欲しいけど……」
「ん」
え?
ちょっと、龍牙?
龍牙はお金を払って銃を片手に握ると、キーホルダーに狙いを定めた。
え、ホントにやるの!?
ってか、そのキーホルダーすごく小さいんだよ!?
それをふたついっぺんになんて無理……。
なんて思ってるウチに、パンっと銃の音がして、見事にキーホルダーは二つとも倒れた。
龍牙はさも当然のように無表情で銃をくるっと一回転させると、私を見た。
「あと4発残ってるけど、何が欲しい?」
ふいに話しかけられて、私は慌てて商品を選んだ。
「あ、あの二段目にある大きいクマのぬいぐるみ……」
「あれか」
龍牙はまた片手で銃を持ち、ぬいぐるみにめがけて撃つ。
あっという間にぬいぐるみが倒れた。
す、すごいっ……!!
カッコイイ!!
「兄ちゃんすごいねぇ!」
いつの間にか周りには人が集まっていて、龍牙は注目の的になってしまっていた。



