部屋に戻ると、私に気づいた愁季くんが驚いた様に声をかけてくれた。 「千愛実ちゃん、どうしたの!?……おい、龍牙!」 他の男の子達と話していた龍牙が私に気づくなり、席を立ってこっちに来てくれる。 「お前……何があった?」 水に濡れている私を見て、龍牙は驚いたように私を見た。 「あ……何でもないよ、大丈夫」 「どう見ても大丈夫じゃねぇだろ」 すると龍牙は、店員にタオルを持ってくるように言い、そのタオルで私の髪の毛を優しく拭いてくれた。