別に町へお使いを頼まれたわけでもなく
愛美が行かないって言ったら



あたし1人でブラブラしようかな
そう考えていた。



行先を伝えなかったのが
いけなかった…


あんなに嫌がるなんて…
思ってもみなかった。



ううん…今はそんなこと考えてる
暇なんてない。



このままだと愛美がどこへ行くか分らない。



前知り合いの人の前から姿を消したように、あたしの前からも消えていきそう…



萌「…追わなくちゃ…」