夜蝶 Ⅱ




樹「僕はあなたに、
  そう言ってもらえるだけで
  心が晴れたような気もします。」



愛「なんでよ…
  あたし、何もしてあげれない…」



樹「確かにそうです。
  けど…僕の遺伝子を持った子が
  生まれた時、決して同じことを
  しなければいい。


  それだけのことです。」


終わったことにくやんでも仕方ない
今から始まることに後悔ないよう…。



そう思えたのも彼女の母性と触れ、
全ての女性が母と同じでないことを
身をもって実感したからだろう。