夜蝶 Ⅱ




それ以来僕は勉強しかしなくなった。
そうすると母はほめてくれた。



いつの間にか僕の瞳に映る女性は
全て同じにみえた。



どうせ選べないなら…と言う心理でも
働いていたせいだろうか。



…ま、こういうところですかね。」



貯まっていた水が流れだすかのように
いつしか僕は言葉があふれていた。



それを彼女は黙って聞いてくれていた。