愛「その変わりね、樹も そろそろ荷物おろそうよ…」 不意にそう言うものだから 美夜も僕も驚いた。 美「ママ? いっくん何も持ってないよ?」 確かにそうだ。 僕は白衣に聴診器を首にかけ、 胸ポケットにペンを入れてるだけ。 不思議に思うと 愛「持ってるよ? 心に重たい荷物を。」 相変わらず不思議そうな美夜。 でも僕は冷静さを保つことに必死だ。