夜蝶 Ⅱ




龍「いつだったか…


  いつも通り学校から帰って
  いつも通り自分の部屋に直行。


  存在を消してひっそり過ごしてた
  お袋に言われたように…」



“あんたがいると仕事ができない
 お金が無かったら生活できない
 邪魔したらあんた売るよ??”



昨日のようにその言葉、声
表情…すべて思い出せる。