あたしは全部話した。 全面戦争のあったあの日から 今日までの5年間を。 孤独、悲しみ、切なさ、辛さ 自問自答を繰り返した日々。 勘違いや交通事故で約束を破ったこと 五百蔵の励ましや支え。 全て…包み隠さず話した。 話し終えたときにはみんな あたしの存在を確かめるように 手を握ったり頬に伝う涙を優しく拭ってくれた 励ますように頭を撫でてくれた その優しさにもっと涙が溢れた。