【風真side】



教室内は、すっごい盛り上がりよう。


クラスの盛り上がりだけで、暑い教室がさらに温度上がりそうだ………。


「いぇーい♪やっと終業式だなぁ!何しよっかなぁ!?」

「ったく~……ちなもかよ!暑い!」

「気温を変えることはできねぇな~。女の子専門なんでねっ♪」

「お前、そこの窓からジャンプして」


俺は教室の窓を指差す。


ちなは苦笑して俺の指を掴んだ。


「風真くーん。暑さで機嫌悪い!紬ちゃん、どうにかして!」


よりによって、紬に話しかけたちな。


紬は一瞬、ビクッと肩を震わせ俺の方を向く。



「へっ?あ、あたし?あぁ~……えっと…?」


俺を見て目をパチパチさせる。


返答に悩んで焦ってる紬もかわいい。