その恋心を誰にも伝えず心に閉まったまま、中学生……


気付けば高校生になっていた。


そんな恋も儚く散っちゃったね………。


残ったのは、イタズラに響く初恋の思い出だけ。


きっと……紬が好きなんだよね?


見てれば分かるよ。


悔しいし、涙は溢れてとまらないけど、


「風真………頑張って…」


あなたの恋を心から応援するね?


私も風真の幼なじみがよかったな………。


なんて思いながら、過ごすモノクロになってしまった毎日。


踏ん切りつけて、私はカラーの毎日に戻すから………


せめて、それまで風真のこと想っててもいいですか?


許してね。