眠気がだんだん覚めてきた紬は、興味津々にカケルさんに話す。
人見知りが珍しい~。
「カケルさん!真梨さんのどこが好きなんですかっ?」
「えっ!……優しくて気を使えて……夢に一直線のところ、ですかね?」
「きゃー!もうつむちゃん!なんて質問してるのよ~♪」
この空気ついてけねーよ!
姉ちゃんだけでなく、紬まで頬をピンクに染めてカケルさんに質問する。
そのやり取りを黙って見てる俺をカケルさんはチラッと見た。
「じゃあ……逆に紬さんに質問です。風真くんの好きなところは何ですか?」
「へっ!?ふ、風真の……!」
しばらく悩んで紬は恥ずかしそうに呟いた。
「幼なじみで……あたしのこと理解してくれて側にいてくれるところ…かな」
カケルさん。
俺の姉をよろしくお願いします。
カケルさんいい人♪