「どしたの?」
「……ううんっ。何でもない」
俺に言いたくないことなんだ………。
今の笑顔は作り笑顔で、俺に隠し事した。
まぁ、どーせまた女の子関係のことだろ?
紬は俺の幼なじみだからって、紬に告白を頼む女の子も多々多い。
紬のこと利用すんなっつーの。
………紬に面と向かっては言えねぇけど。
「あっ!そうだ!ちょっと、風真」
「ん?なに?」
「プリン!プリン!プリン!」
「え……あっ……あ!プリン!」
「そう、あたしのプリン♪」
あ……どうしよう。
髪やってくれたお礼のプリンを忘れてしまった何て言ったら、今ここで紬にベランダから落とされるだろう。
ピンチ!!

