「んだよ。」 「別に。」 苓士は、少し迷惑そうな顔をした。 「つか、何してんだよ。」 「散歩。」 「帝が?しかも本家でか?」 「悪い?」 「……いや。んなことねぇけど。」 苓士は、あたしをすごく怪しそうに見て、“まぁいいか”とでも思ったように通り過ぎていった。