「まぁ、あんだけ振り回されたらお礼の1つや2つあって当たり前だけどな。」
「調子のんな。」
「はい、すいません。」
あ、素直に謝った。
面白い。
笑いそうになったのを、なんとか堪えた。
「てか、これお揃いだったりしてー?」
――ビクッ
壬景の言葉に肩を震わせてしまった。
「はっはーん、お揃いなんだ。そんなに俺とお揃いしたかったのかー?、帝ちゃん。」
んな訳ねぇだろうが!!
「違う!!そのネックレスはあたしが目をつけて、自分のに買おうとしたけ…。」
「うんうん。帝はそんなに俺のことが好きだったのか。知らなかったよ。」
壬景は、あたしの説明を一切聞かずに1人で首を縦に振りながら納得している。


