漆黒の少女Ⅱ




「馬鹿野郎。」



「あ?」



「プレゼントだよ、馬鹿壬景。」




壬景の手を無理矢理ほっぺたから離した。




そして、あたしは鞄の中からネックレスを出した。





「…ネックレス?」



「ん。」



「いつの間に…。」



「さっき。」



「あの店で?」



「ん。」



「ありがとな。」



「…今日のお礼。」





壬景はニカッと笑い、あたしの頭を撫でまわした。





…髪、ボサボサになっちゃったし。



あたしは、手で髪を直しながらそう思った。