漆黒の少女Ⅱ




玄関まで続く、廊下を歩いていると



「よぉ。」



「よぉ。」





苓士だ。




「珍しいな、帝が本家に居るなんて。」



「まぁ、色々ね。」



「…そうか。親父と喧嘩したらしいじゃねぇか。…(怪しい奴。)」



情報が回るのが早い。




「まぁね、もう和解したけど。てか、今日、壬景来てないよな?」



「早っ。まぁ、良かった。…壬景?あぁ、来てねぇ。」



「わかった。」




玄関に着いた。



「蒼嶺組に行くのか?」



「ん。壬景に用があるから。」




靴を穿きながら答えた。





「壬景に?珍しいな。何か、今日の帝、怪しい。」



「あっそ。じゃあね。」



「じゃあな。」