「「………。」」
勇司と迅は、黙って目を瞑っている。
…あたしの好きにしろ、っていう意味?
「…あたしは、碧劉十二代目総長だ。」
あたしは、煌大の目をしっかりと見据えて伝えた。
「ふっ。…そう言う思った。」
煌大の代わりに麗都が答えた。
「逆に戻ってくる、って言われたほうが俺はお前のことを見損なってたぜ?神条帝さん?」
「麗都…?」
あれほど、裏切られたと沈んでいたのに…。
どうして…?
「俺が、馬鹿だった。お前の過去も知らないで…。1人で今まで抱えてきて…。ちょっとくらい俺等にも背負わせてくれねぇか?」
「…俺も……。…悪かった。」
尚哉も麗都と同じみたいだ。
「麗都、…尚哉……。」