漆黒の少女Ⅱ




「帝…、苓士のこと、…頼むっ…ぞ。」



「嫌だ。蒼空ともっと一緒に居たい‼︎今まで通り、蒼空が苓士の面倒見てよ‼︎」



「ふっ。…ったく……わが……ま…まだ…な……。」



蒼空は、そう言うと力なく微笑んだ。


そして、あたしの手を握った。



「うっ…ひっく……、蒼空…。」



あたしも握り返した。



「ふっ。帝、……今まで……あ、り…がと…う。………愛して…る。」



「蒼空ーっ‼︎逝かないで‼︎うっ……ひっく……。」




蒼空はゆっくりと息を引き取った。