「知ってる…。」




煌大が俯き気味に答えた。




「…じゃあ、あの事件も知ってるよね?……もう祥獣に居ただろ?」



あたしは、真剣な眼差しで煌大を見つめる。




「あぁ。俺等の1個前の代だ。」



「…4年前の碧劉と祥獣の抗争。あの抗争から碧劉と祥獣の関係は最悪になっていった……。」





それから、あたしは事件(抗争)のことについて話し始めた。