「お前は…嘉恋じゃねぇっつーことだよな?」
麗都が本当に苦しそうな瞳であたしを見てきた。
「…。」
「何とか言えよ‼︎」
尚哉は、気が立っているのかソファから立ち上がり、あたしの胸ぐらを掴んだ。
あたしは、自動的に立ち上がる。
「尚哉、止めろ。」
緋翠の冷静な声が飛んでくる。
それでも、まだ尚哉は離そうとしない。
「何でそんなに落ち着いていられんだよ‼︎俺は今、コイツを殴りたくて仕方ねぇよ‼︎」
「ふざげんな‼︎お前なんざが、帝の胸ぐら掴むなんか千年早ぇわ‼︎」
勇司がとうとう我慢できなくなり立ち上がった。


