「ここか?」 懐かしい部屋があたしの目の前に今ある。 「あぁ。」 ガチャ あたしが返事をすると、迅はドアを開けた。 「嘉恋ちゃんっ‼︎」 尚哉が偽モノのあたしの名前を呼んだ。 勿論、尚哉の顔は笑っていない。 「…そこ、座れ。」 麗都が自分の座っているソファのむかえを指差した。 「…あぁ。」 あたしと迅は、そのソファにゆっくりと腰掛けた。