迅が助け舟を出してくれた。 「…ん。」 あたしは、力矢の腕を軽く振り払い、迅の元へと向かった。 「嘉恋ちゃん…‼︎」 「おい。…お前も来いよ。……教えてやるよ。」 迅は、力矢のことをギロリと睨み、あたしの腕を掴み歩き出した。 力矢もあたしたちの後を歩いてくる。 「…大丈夫か。」 「平気。さんきゅ。」 「おぅ。」 迅は、クシャリとあたしの頭を撫でて笑った。 さっきの睨んでいた顔からは想像も出来ないわ…。