漆黒の少女Ⅱ





迅が助け舟を出してくれた。




「…ん。」




あたしは、力矢の腕を軽く振り払い、迅の元へと向かった。




「嘉恋ちゃん…‼︎」




「おい。…お前も来いよ。……教えてやるよ。」




迅は、力矢のことをギロリと睨み、あたしの腕を掴み歩き出した。




力矢もあたしたちの後を歩いてくる。



「…大丈夫か。」



「平気。さんきゅ。」




「おぅ。」



迅は、クシャリとあたしの頭を撫でて笑った。



さっきの睨んでいた顔からは想像も出来ないわ…。