「ったく、だから昨日あれほど言っただろうが。」 「…。」 あたしは、今猛スピードでバイクを走らせている。 迅がグチグチ何かを言っているが、そんなことに構っている暇はない。 理由は、昨日のお酒パーティで飲み過ぎて、見事に寝坊して皆様を待たせてしまったからだ。 幸い、お酒には強いから二日酔いは大丈夫だった。 「オラ、スピード上げんぞ。」 「…。」 あたしも無言でスピードを上げる。