「…嘉恋ちゃん。……俺、何がどうなってんのか分かんねぇよ。」
尚哉が自分の頭をワシャワシャとクシャクシャにした。
「…嘉恋なら……話してくれる。」
麗都もまるで自分に言い聞かすように呟いた。
…なぁ、嘉恋。
お前、俺等にとってどれだけ嘉恋、という存在が大切で大きかったか知ってるか?
お前が居なくなっただけで、俺等幹部の今の状況は最悪だ。
俺は、お前が“神条帝”、“碧劉十二代目総長”であろうが嘉恋は嘉恋だと思っている。
……だからさ
頼むから、
戻ってきてくれよ。
煌大Side end
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