煌大Side



祥獣の溜まり場では嘉恋が消え、重苦しい雰囲気が漂っていた。




「…俺等はさ、騙されてたっつーことだよな?」



尚哉が俯きながら発した。



コイツは、仲間思いだから1番裏切りや、騙されることを嫌う。




「「「「…。」」」」



誰も反応しない。



「なぁ…。そうだよなぁ!?誰か何か言えよっ!!お前らはんともねぇのかよ!!騙されたんだぞ!?俺等は!!アイツに!!」



「…必ず明日、全てを話してくれる。嘉恋ちゃんならきっと…。」



遥空も苦しそうに言った。