漆黒の少女Ⅱ





「…っ…。」




やっぱ、あたしには出来ないか。



只の弱虫だから。




ふと、窓を見ると緋翠が居た。




…もう車、停まってるから窓開けていいよね?




あたしは、そう判断して窓を開けた。





「…緋翠。」



「お出ましだぞ。」



「…知ってる。」




緋翠もやはり分かっていた。