俺は、先生とお母さんに謝った。 それから、すぐに病室へ行った。 赤ちゃんは、未熟児のため、まだ見ることは出来なかった。 でも、楓の寝顔があまりにも幸せで、感謝の気持ちでいっぱいになった。 「ありがとな。楓。」 おれは、眠っている楓の頬にキスを落とした。 「今は、麻酔で眠っています。もう少ししたら、起きられると思います。」 先生がそう言った。 俺は、早く楓の声が聞きたくてたまらなかった。