クラスメートの騒がしい声も、外から聞こえる元気な小学生の声も、なにもかもが聞こえなかった。 聞こえたのはただ1つ。 萌乃の声だけ。 「そ、そうなんだ…」 私には理解できなかった。 大親友と、よりによって萌乃と 好きな人が被ってしまったという事実を。 いや、理解できなかったんぢゃない。 理解したくなかったんだ…。