* 竜の眠る国 *





「それって私がここにいるから…?」


「いえ…っ

 申し訳ございません、私の言い方が悪かったですね。

 マーサ様はあなたを本当に大切に想ってるのですよ?
 本来なら私共で充分なはずですのに、どうしてもとこちらにいらして……

 でも、それはユウナ様のせいと言うより、マーサ様自身が楽しんでされてるのです。

 ですから、あなたが気に病むことはありません」



 ナタルの言葉に、傍にいた侍女も笑顔で頷いた。


 そう……なのかな。

 だとしたら、やっぱり私はマーサにちゃんと謝らなければ。
 異世界から来た私にこんなに良くしてくれたのに、心配かけて、しかもあんな言い方して……

 酷いことをしたわ。



「マーサにちゃんと謝りたい。

 ……許してくれるかな…」


 私の独り言に、ナタルは

「大丈夫!きっと分かってくれますわ」

 と、私を元気付けてくれた。