「そうなんですよ、中学校の教員でして…って、明奈ここがどこかわかってる?」 玲に言われて、ぼやけてた視界がはっきりしだした。 それに、脳もしっかり回転しはじめていて。 「玲……、ここって病院?」 「そう! それに今は産婦人科にいる。」 「えっ、ももももしかして……。」 ゆっくりとおばちゃん先生の方を見ると、彼女はにっこり微笑んだ。