「うっ…ぐ……! れーいー‼」 「どうしたぁ?」 2階の部屋から声がした後、ドタバタと階段を下りる音が聞こえた。 「どうしたんだ? どっか具合でも悪い?」 「うん…なんか、気分が悪くって。」 「ま、マジか! 早く病院に行こう‼」 「そうだね……あっ……。」 「あっ、明奈っ!!?」 それから私の視界はぼやけて、玲の声は遠ざかっていった。