『あの、

もしかしたらそのもう一人のほうの
“優斗”君なんじゃない?』


『違うわ。

だってその彼

高身長で茶髪で黒目でミントの香りがしたんでしょう?』


『そうだよ?』


『そんな人竜様しかいないわ

優斗様は金髪で竜様と同じ黒目で高身長で柑橘系の香りですもの』


『琴、あんたどこでそんな情報
きいてんの?』


『あら、そんなこと
皆知ってるわよ?

逆に知らない亜梨朱にビックリだわ』


『そ、そう』


『わかったわ!!!

竜様は優しいから
誰かからもらったマヒィンが食べきれなくて困ってたの!

丁度そこに亜梨朱、あなたが
現れたの!

そこであなたにマヒィンをあげたのよ


これで謎は解けたわ』


『う~ん…

そうなのかなぁ?』


『えぇ、そうよ。』

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