どうか私をお許しください。



心の中で今夜の出来事は封印して、もうその扉を二度と開けないと心に誓った。






「光・・・これが最後。」




そう言いながら、私は光の舌を探る。


光は、私の体を持ち上げて、熱く激しく最後のキスをした。











次の日の夜、私は光のノックに耳を塞いだ。



眠ったふりをして、涙を流す。



月が私を責める。


だけど、月だけが私の気持ちを知っている。




このまま裏切り続けることは許されない。




醜い私の欲望と、光への愛を夜空に輝く月に託す。