私の目からは、ポタポタと、涙が落ちてくる。


本当は、自分がどうしようもない不細工だなんて事は、分かっていた。


信じたくなかった。


できる事なら、綺麗で、要領も良くて、流行にも敏感で、メールも器用に打てて…そんな女の子になりたかった。


こんな自分が、嫌で嫌で、仕方無いのに。


それなのに…光さんに、また会いたいと思う私は、勝手なのかな?


私の目からは、止まる事を知らない涙が、次々に溢れ出た。


光さん!
光さん…!


心の中でずっと呼んでいた。


応答は、あるわけ無かった。


それでも、ずっと光さんを呼んでいた。


もう、きっと会える事なんて無いのに…。


私はいつのまにか、その場に崩れて眠ってしまっていた。