それから,

俺は和泉に対して感じていた壁がなくなり,


俺は俺のやり方で,


思うままに接した.


何に遠慮していたのか,

それは今でもわからない.



和泉は相変わらずだった.


俺に対して,


あからさまにウザいという視線を送るし,


ガキだとほざく.



でも,変に隠さないってことが,


ある意味居心地がいい.



あの日和泉がいった"羨ましい"って言葉も,


本気の心からの言葉だったんだと思えるから.