あのクリスマスを覚えてるか?



珍しく雪が降って,


すげぇ寒かったな.



ホワイトクリスマスなんて,


寒いだけだった.


でも,お前が嬉しそうだったから,


寒くてもいいやって俺は思った.



クリスマスの日,


彼女は留学をすると俺に告げた.


半年間,向こうでバイトができるようであれば,


もう半年間,つまり1年間.



あの時,

かっこつけて送り出したりしなければ良かった.


俺は後悔している.



お前の夢は,

もちろん応援してやりたかった.



でも,

お前がいないんじゃ,


意味ないだろ?