大学2年,

同学年の顔ぶれはほぼ制覇したかなってくらいで,


そいつを初めて認識した.


必修の講義で,


俺はかなり後ろの席だった.



そいつは,

前の方に座っていて,

少し目を動かせばすぐに視界に入った.



彼女は白いリボンをつけていた.


レースともいうべきか.


男の俺にはよくわからなかったが,


それはとても彼女に似合っていた.


少し茶色のボブで,


メイクは大人しめで,



垢抜けてはいないところが,



幼い感じのところが,



彼女の性格を物語っているようだった.