次に和泉を見かけたのは,


大学生活も1年が経とうとしていた頃.


幸せそうな顔をした和泉が食堂の片隅にいた.


その笑顔の先には,


顔立ちが整っていて,


下手をすると女でもいけるんじゃないかと思えるくらい,



色白で線の細い男だった.



後にそいつがタメだってことを知ることになる.



あんな顔すんのなって思ったっけ…



それからしばらくして,


冴俊が同じゼミに配属された.



あいつとは今は付き合っていないらしい.


何があったのか,

俺が知る由もない.




冴俊からあんなことを聞いて,

単純にメールするのもどうかと思ったが,


せっかくメアド聞いてたことだし,


俺は和泉にメールすることにした.