王子先輩、好き



「あ、彩ちゃんわかってくれる?」


「お前は下の名前で呼ぶな。この女ったらし」


「王子田はお父さんかよ…」


「断じて違う!」


「俺はお邪魔だろうし、そろそろもとに戻るよ」


そういって朝比奈先輩は、自分の席に座った。