――で、教室に行けば。




「茜ーーーー!!!!!」


可愛い可愛い羽依が抱きついてきた。


「大丈夫だった!?何もされてない!?」


うるうる目で、上目遣い。




――きゅんっ


胸がなった。




「大丈夫だ、羽依。俺はお前の思いがあれば・・・!!!」


「茜っ!!!!!」




抱き合う私と羽依。




パチパチパチパチ・・・


クラスメートよ!温かい拍手をありがとう!

とか思っていれば。







――べりっ




なんか、もの凄い勢いで私と羽依が離された。


森井の手によって。





「・・・・・・石原、早く弁当取ってこい。

それで、早く屋上行くぞ。」




かなーり不機嫌そうにイライラと言った森井。



なんで怒ってんだ?



首を傾げつつも、お仕置きは嫌だから、

羽依と離れ、さっさと弁当を取りに行った。




森井のところに戻ってくれば、腕をつかまれた。



「行くぞ。」





そして、森井に引っ張られ強制的に屋上へ。



羽依と離れて、だ。







「そんなっ・・・羽依ぃぃーーーー!!!」




私の叫びに、羽依はにんまりと笑って。




「茜、森井先輩と仲良くね♪」


と、どこか楽しげに答えたのだった。