俺様王子様に振り回されて

またもやさらっと反論された。


むむむむむ・・・悔しいぞっ・・・・・・




何か言おうと口を開きかけた時、森井は私の前の席のイスに座った。





???



「なんで座る?」




首を傾げれば、森井はさらりと爆弾を落とした。






「俺、お前に歴史を教えるように、マッツーに言われたから。

今から教えてやる。感謝しろよ。」











・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?





歴史を教えるように、マッツーに言われた?



誰が?森井が。


誰に?私に。








・・・・・・・・・・・!!!??






「は、はああああ!?」





思わず叫んだ私なんかにはお構いなしに、森井は机の上のプリントに目を通している。









ちょっ・・・待て!!!



なんか色々急展開すぎねぇ!?





なんでいきなり、森井に歴史教えてもらうことになってんだよ!


誰の仕業・・・って、マッツーの仕業か。




ん?でも。


なんでそもそも森井が、マッツーにそんなこと言われたんだ?




んん?おかしいよな?・・・うん、おかしい。






「・・・・・・なんで、森井が・・・」



ポツリと呟けば、即座に答えが返ってきた。




「マッツーの授業サボりまくったから、そのツケとして言われた。

教えるか、マッツーの彼女作りへの協力かの二択を選べと。」