一人一人の顔を見ながらみんなに聞こえるような大きさで言う。


中には目が合ってもすぐ逸らしちゃう人もいた。
女嫌いとか女に免疫がない人たちだろうな。


「後、私は守られるような柄じゃないし、多少喧嘩できるから。
以上!これから迷惑かけるかもしれないけどよろしくお願いします。」


「瑞希さん!頭をあげてください!」


深く頭を下げた私に慌てて頭をあげるよう促す下っ端君たち。


頭をゆっくりあげて微笑むとみんなも微笑んでくれた。


赤紫髪「瑞希さん。
我々は瑞希さんを命をかけて守ることを誓います。
たとえ喧嘩ができても、守られるような柄じゃなくても、瑞希さんは我々の姫です。
黙って守られてください。」


瑞希「嫌よ。」


即答した私にみんなは驚きを隠せない様子。


赤紫髪「は?」


そう呟いたのは赤紫髪君だけじゃないと思う。